金沢の伝統の味「笹寿司」の芝寿しオフィシャルホームページです。

芝寿し物語

Shibazushi Story

お米づくりについて

北辰農産さま.JPG

契約農家さんの農事組合法人 北辰農産 の代表理事 舘 喜洋さんにお話を伺いました。

芝寿しとの取引開始の歴史

平成16年くらいからのお取引です

 

当時の農家さんたちは、番場さん、竹本さん、倉田さん、舘さんの4名で取り組みをスタートいたしました。

当時の方から現在は代替わりをして若い方々がお米づくりに熱心に取り組んでいらっしゃいます。

 

元県米の営業 宮本さんとの取り組みから始まりました。

当時は、米飯弁当会社さんが農家さんと一緒になって、お米の普及や地元のお米の活性化の取り組みをしてみようという企業さんはなかったと思います

 

魁(さきがけ)だったと思います。

 

農家としては昔は、農協さんへのお米の卸しがほとんどでした。

 

だんだんと農家自体の独自化の機運が進んできておりました。各農家さんのお米への栽培のこだわり度合いが以前より増加してまいりました。農家そのものがお米の栽培にオリジナリティを出して直接販売していこうという状況になってきておりました。

 

これらの状況になった要因としては

お米売価の下落

30kg×2つで1俵  = 20,000円しておりました。(現在は 14,000円くらいになってきております)ここまで下がってきたら、農家としては採算があわせられません。何か工夫していくしかいないということに迫られてきたのです。

 

兼業農家さんはいいかもしれませんが、そうでない専業農家は大変です

 

お米離れ

日本人のお米離れ、パン食などへの食生活の変化、また最近では糖質を減らすという現象に対してお米の需要は減少していきました。

減反の政策

お米を作ってはいけないと国から指示が来た時期があります。日本のお米の生産調整 ”減反政策”です。30%くらいはお米以外を作ってほしいという政策でした。

 

当時、親の世代は結構 難しいもので大麦を作ったりして凌いできました。大変厳しい時代でした。(2018年度よりは40年間続いた”減反政策”は廃止されました)

 

お米の需要が減少していると話していますが、米心さんとの打ち合わせで、出荷量が増加してきています。

 

外国人の方が増加して、お米の大切さが見直しをされてきております。外国人は折角、 日本に旅行に来たのだから日本の食事を食べたいという方が増えてきており、お米が見直されていると感じます。

 

(石川県白山市 店舗 稲ほ舎)

メディアなど、TV番組でもお米を取り上げることが増加してきています

食べていただく人にお米作りを知ってもらうことをきちんとすることが大切と思っています

 

 最近、出産祝いや結婚式で”お米そのものを”また”両親に自分の生まれた体重のお米をプレゼントしたいというギフト需要が出てきています。

 

(稲ほ舎 店内ではこだわりのお米からオリジナル商品が並びます)

 

何故、お米作りなにか、目的をきちんと考えて取り組んでおります。

 

個人向けには個人向けの「しつらい」が必要であり、パッケージや販売の仕方に工夫が大事になります

 

顔の見える米

顔の見えるお米の4原則 というルールを持っています

1.肥料は有機率70%以上にする。

自然の中から生み出された肥料のことです。化学肥料に比べ、様々な成分が含まれていることから、作物が多種多様な成分で成長するため、良いとされています。

 

 

2.除草剤は1回のみにする。

雑草を除去する農薬を通常お米の慣行栽培では2回〜3回使用するところを、原則1回のみとして、できる限り農薬の使用を抑えるように努めています。

 

 

3.本田では田植後の病害虫防除は原則として行わない。

病害虫防除とは、稲に着く病気や害虫を殺菌・殺虫する薬のことです。稲に直接散布するものがほとんどで、慣行栽培では、3〜4回程度散布します。芝寿しではこの病害虫の防除は行わず、農薬を直接散布しないことから、残留農薬の可能性を少なくし、安全なお米つくりに努めています。

 

 

4.栽培方法や使用資材などの栽培履歴を明確にする。

栽培履歴をしっかりと記録し明確にすることで、農産物の栽培基準や上記のルールに則って栽培しているか、栽培に不手際がないか確認できるようにし、生産したものを安心して食べていただけるよう努めています。

 お客様より芝寿しのお米は美味しいと言っていただくことがあります。

 

ここにはどのような理由があると思いますか?

 

(舘さん)芝寿しの梶谷会長、社長の試食に味のチェックが一番でないでしょうか。徹底した味のチェックされています。

 

私たち農家が目指しているものは地域の方々に喜ばれること、地域の方々のためになることです。

 

お米づくりの中で大切にしているのは「味」です、安心安全よりも「味」です、社内の中でも大事にしています。作ったものは社内のメンバーで試食をしてみる。ご飯を炊いて食べてみる。評価でOKが出ないと世の中には販売はしません

 

しかし、人によって味に好みがあるので、加工はしています

 

「美味しいもの」に基準を厳しくしています。試食をしてみんなが美味しいといわないと商品開発は進みません。

 

ゆえに他社とコラボしようとしても、味でOKが出ず、出せないこともあります。社内で美味しいものを食べている人 味覚が敏感な人がいるので、その人が美味しいといわないとOKがでない

 

お米づくりでの苦労すること

天候でお米が割れて被害が出たことがあります。大変大きなロス(廃棄)が出してしまいました。

 

このような被害がでないようにするにはどうするか。リスクを減らすためにどうするか。分けて生産したりすることも検討してきました。

 

リスク分散を図るようにしていかなければ、経営としては安定できませんし、良い商品を一定量出荷できなくなります。

 

昨今 年々、気温の高温化によるリスクがあります。ダメなときは同じことをしても同じ結果になることが明白です。同じ品質のものを毎年提供できるかをこだわり、基準を高いレベルに保つことを目指しています。

 

毎年 同じ品質 同じものを届けられる ことが大事

 

水不足 日照不足などがあっても、味だけは変化がないものを作ってきています。味にこだわって栽培しています。品質へのブレを許さない。

 

毎年、開催される芝寿しのお米の品評会は緊張します

 

芝寿しさんへの供給量は毎年増加してきます。新幹線開通の影響、新工場の完成を期に上昇してきています。以前は、量が伸びず悩んだ時期もありましたが今では生産を追う形になっております。

 

消費者のお客様もあまり安いお米より、価格と価値が合う高品質の良いものを求めているのではないかと思います。

 

昔の人がつなげてきた、「こころ」をつないでいくこのために作っています。

 

売上を作りたいから、作っているのではない。

と舘氏は語ります。