「押寿し」を作り始めて65年余り。
食に携わる企業として追い求めてきたのは「おいしさ」「安全」「安心」を兼ね備えた商品です。
新たな技術と設備がその理想を実現します。
これまで以上に安全・安心でおいしい商品の提供をするため、平成27(2015)年6月、生産能力を高め、安全管理を徹底した「いなほ工場」が誕生しました。また、同敷地内には、「芝寿しのさと」店を2018年11月開店しました。ごはん文化創造の新拠点を目指します。
工場内を「清潔区域」「準清潔区域」「汚染区域」に明確に分け、それに準じて床の色を変えて衛生管理をしています。
2019年3月29日に、日本炊飯協会 炊飯製品HACCP認定を受けました。

壁や天井はすべて断熱パネルを使用し、適正な温度管理を実現。空気は清潔区域から汚染区域へと流れる空調システムを完備。
人の流れや物の流れを一方通行にし、交差汚染を防止しています。
食材を魚類、肉類、野菜類に分け、さらにカット室、酢漬け、加熱調理、盛り付けと工程別に分け、それぞれの冷蔵庫、作業室を設置しました。
工場内に13ヶ所、2階に4ヶ所、外回りに6ヶ所のカメラを設置。2秒毎に記録し、パソコンでリアルタイムに確認できます。
月に1度衛生知識の向上を目的とした衛生講習会を実施。社員のみならず、販売員・パートナーさんにも衛生に対する知識を付けていただき、働く従業員皆が高い意識で製造・販売を行います。
工場入室時には必ず白衣を着衣し、専用の履物に変えます。コロコロと呼ばれる粘着ローラーにて毛髪・異物の除去を行い、万全の体制を整えます。また、70秒間に2回手洗いを行うようにして菌を除去し、電解水(次亜塩素酸水)での消毒を徹底します。
工場入室口のみならず、会社内トイレも自動ドアを設置。アルコール噴射にて消毒しないと開かない仕組みにし、外部・内部からのウイルス、菌の侵入・増殖を防ぎます。
最新の炊飯システムで毎日最高の炊きあがりを実現します。
調理師免許、管理栄養士などの資格を持った社員が味、彩りすべてを考え開発を行います。実際に販売した商品は各社員が定期的に試食をし、次回開発時の参考にとレポートを提出し、常にお客様満足を考えた商品づくりを心がけます。
妥協しない品質管理を徹底。菌検査から衛生管理まで社内ですぐに対応、対策を考えます。また、防虫防そへの対応や、各種調理方法の精査、洗浄・殺菌方法の提案など、社内の衛生に取り組んでいます。社内衛生講習会の運営を行い、更なる衛生環境の向上に努めます。